インタビュー

那須烏山市の”公共空間“を使い倒す実験に参加してみませんか? 地方との関わり方、自分が住んでいる地域との関わり方が見えてくるかも。

Local match camp ㏌ 那須烏山 #02
あなた×那須烏山=ローカルの未来”

『空いている場所を使い倒せばまちはもっと楽しくなるはずだ!』
駅前と公園の公共空間を使い倒し、ワクワクするまちにしませんか?

 栃木県東部に位置する那須烏山市。2005年に旧烏山町と旧南那須町が合併して那須烏山市となりました。
今年、築城600年を迎えた烏山城のもと栄えた城下町、一昨年ユネスコ無形文化遺産にも登録された「山あげ祭」が有名です。
現在、那須烏山市の人口は約27,000人、全国の地方自治体の多くが消滅可能都市と言わる中、那須烏山市も例にもれず人口流出が続いています。

 そんな中、ここ数年まちの中では、「このままでいいの?」「もっと自分たちが住む場所をおもしろくできないか?」と20代~40代の人たちの動きが出てきました。その動きの一つとして「NPO法人クロスアクション」という市内の団体が様々な仕掛けをしています。取り組みの一つとして、JR烏山駅前や市内の公園・広場などの公共空間の活用を考えており、今回のプログラムではその「公共空間を使い倒す」がテーマです。


テーマ:JR 駅前と公園の2つの公共空間を舞台に、アウトドアキャンプと朝市運営に参加

 今回の1泊2日のツアーでは、このNPO法人クロスアクションに加わり、メンバーと一緒に公共空間を使い倒す社会実験に参加してもらいます。宿泊は市内の公園で、星空のもと、美味しいコーヒーを飲みながらのキャンプ。2日目は、クロスアクションが主催する朝市に出店者側として参加。こうした「社会実験」を通して地域のリアルに触れられるのが大きな特徴です。


社会実験に参加し
、「それぞれの暮らしの近くでもこうなったら楽しくなるんじゃないか」っていう視点を持って帰ってほしい。

なぜNPO法人クロスアクションは、公共空間の活用に目を向けたのかでしょうか?

「那須烏山市は、街中に泊まれるところが少ないという課題がある。けど、実はキャンプ場には結構泊まっている人がいる。ホテルを建てるという解決策だけじゃなく、使われていない公共空間でキャンプをするなど新しい切り口もある!ということを提案して、今までにない視点をまちの人たちに伝えていきたい」そう話してくれたのはクロスアクションメンバーの佐藤篤さん。 

「公共空間の活用なんかも、どうしても声の大きい人たち(行政)の方向にいってしまいがちだけど、モラルの範囲の中で自分たちが使いたいように自由に使えたらいい。何のための公園なの?と疑問を持って、まちの人たちにもう一度考えてほしい。」という思いを語ってくれました。

「先にハードを作ってからではダメ。目的もないのに先に作っちゃうけど本当は逆。まず絵を見せて、描いて、それから作らないと。だからまずは実験してみる。」こう語ってくれたのは、クロスアクション代表の高橋誠一さん。

 また、メンバーの一人である高橋昌弘さんに、今回ツアー参加者のみなさんが関わる朝市についてもお聞きしたところ、
「公共空間である駅前広場の賑わいを考えた。それに加えて、地元の旬の野菜を食べる機会を提供する。この二つをコンセプトに朝市を企画しました。”地元の人が地元のものを食べて地域の農家さんを応援する”ことも活性化の一つだと思います。繰り返し開催することで、地元のものを自分で選んで買うようになるのではないかと。」と、話してくれました。

イベントの出店側に関わることで、生産者目線を持った消費者になる。

今回のツアーを通して参加者の方に何を持ってかえってほしいですか?

「参加者のみなさんが、イベントの出店側として関わることによって、生産者目線を持った消費者になり、気づいたことを那須烏山市やクロスアクションに残してほしい。」(高橋昌弘さん)

「出店経験が得られるのは良いと機会だと思います。一人ではハードルが高いかもしれないけど、今回は私たちと一緒に出店するので、自分の住んで切る地域でもイベント出店してみたいな、と思っている人がいたらいい経験になると思います。」(和久ひとみさん)

最初は仲間内でわいわいやっているのかな?と思ったけど、個人個人が真剣に考えてやっているんだなと思いました。

 今回のツアーで関わるNPO法人クロスアクションですが、約2年前にNPO法人化しました。法人化する前から活動は行われていましたが、メンバーの皆さんはどんなきっかけで活動に参加するようになったのでしょうか。

「参加したのは代表の高橋誠一さんに個人的に誘われて。最初は仲間内でわいわいやっているのかな?と思ったけど、個人個人が真剣に考えてやっているんだなと思いました。」そう話してくれたのは最近メンバーに加わった、相吉澤真さん。

「関わったきっかけは、料理が好きで出店とかに興味があったから。どうやったらお店出せるんだろう?と思ってて、そのタイミングで声をかけてもらって参加し始めました。自分が作ったもので人に喜んでもらえて嬉しかったんです。どうすれば売れるか、作っては試食を繰り返して、試行錯誤してやっていました。それが楽しかった。」発足当初から関わっている和久さんはこう話してくれました。

同じく発足当初から関わっている佐藤篤さんは、「自分が子どもの頃にあった駄菓子屋やおもちゃ屋さんがなくなっていくのを目の当たりにして残念だなと思っていた。中高生のころに感じていた『もっとああだったらいいのになぁ』を大人になった今、実現できるんじゃないかと思って。クロスアクションに関わるようになったのも、何かが生まれるタイミング、0から1になる過程に立ち会えるんじゃないか、と思ったから。そういう過程がおもしろい、魅力に感じる。」と語ってくれました。

そんなクロスアクションのメンバーが今後やりたいことは?

観光協会に勤めながら活動に関わる相吉澤さんからは、「観光協会に身を置いていて思うのは、いろんな方向に手を出しすぎて全部中途半端になってるなと。何か一つ、これっていうものを決めてPRしていく必要があると感じている。」と話してくれました。

また和久さんからは、こんな声も。「女性のつながりをつくっていけたら。」

国見みかんのフレーバーを入れたビールづくりに取り組んでいる佐藤さんは、「大量生産大量消費に対するカウンターカルチャーを作りたい。地域の必然性を大事にして、近くのものを近くの人が消費する文化を作っていきたい。」

代表の高橋さんは、「数年前まではまちの中にプレイヤーが少なかった。クロスアクションの活動を通して、メンバー自身がプレイヤーになってきている。経験を積んでこれからもプレイヤーが増えていくのが健全な形だと思う。」と語ってくれました。

 また、「”城下町あるある”なのかもしれないけど、まちの人はプライドが高い。若い人たちの小さいチャレンジを応援してほしい。新しいチャレンジや挑戦による失敗にも寛容になってほしい。」と語ってくれたメンバーも。

 今回話を聞いてみんなに共通していると感じたのは、「行政にやってほしい、と言うのではなく、市民の中から自分たちでやり出す人がもっと出てほしい。」という思い。市民自ら主体的に動くというのは、まちづくりでも大事なことです。

 まさに0から1になる「過程」真っ只中の那須烏山市。そんな那須烏山市の社会実験の一端に触れることができるのが今回のツアーの大きな特徴です。
自分の暮らしや今住んでいる場所の公共空間についても視点が変わるかもしれません。
地方と関わり方、そして自分と地域との関わり方を模索している方にもお勧めです。
地域の「社会実験」に触れられる貴重な機会、ぜひ参加してみませんか?
ぜひ一度、那須烏山市へ気軽に来てほしいです。みなさんのご参加お待ちしております!

■お申込み:下記のフォームから受け付けております。
<追記>開催延期となりました。次回開催はこの冬を予定しております。決定次第再度ご連絡させていただきます。

■プログラムの詳細は下記のページをご参考ください。
http://yamizo830.com/?p=1662

えのもと

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東京生まれ埼玉育ちの元OL。
栃木県那須烏山市 地域おこし協力隊の一人。
お米と猫と洋楽が好き。好きな海外バンドが来日すると弾丸で上京します。

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