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イベントレポート前編【高知×栃木】地方で活躍する若手3人に聞く!トークセッション&合宿 in 那須烏山 ~ 僕らが地方で挑戦する理由 ~

こんにちは。那須烏山市 地域おこし協力隊 榎本です。

2月2日、3日『【高知×栃木】地方で活躍する若手3人に聞く!トークセッション&合宿 in 那須烏山 ~ 僕らが地方で挑戦する理由 ~』を開催いたしました!合宿を伴うトークイベントということで、とても濃い二日間となりました。大変遅くなってしまったのですが、2日間のレポートをお届けします。

合宿ということで、1日目(前半)と2日目(後半)に分けてお届けいたしますので、まずは1日目から!
 
 
一日目(前半) 
もくじ
 ■今回のイベントの主旨(開催したきっかけ)
 ■登壇者紹介
 ■3名の活動紹介
 ■トークセッションの様子
 ■交流会
 
 
 

今回の主旨(開催したきっかけ):

そもそもなんで今回のイベント開催したの?というところにまず触れてきます。
今回のイベントを企画した経緯ですが、会場である「ほたるの里の古民家おおぎす」の冬(閑散期)の新しい活用方法を考えて合宿を企画してほしいという依頼を受けたことがきっかけです。この依頼を、市内のNPO団体「NPO法人クロスアクション」が受けたことから始まりました。

この合宿イベントを企画した私も、地域おこし協力隊でありつつ、そのNPO団体のメンバーにもなっており、NPO法人クロスアクションと地域おこし協力隊の共催という形で実施。

今回の主な目的は大きく二つ

・那須烏山市にある宿泊施設「ほたるの里の古民家おおぎす」の冬季宿泊利用の増加。(新しい利用方法を提案することにより、今後の利用者を増やす。)
・SNSを利用した「ほたるの里の古民家おおぎす」の情報発信の強化。

この主旨から反れなければ、私が自由に内容を考えていいということでした。
夏は里山資源を活かしたワークショップや体験メニューが豊富なのですが、冬のコンテンツがほとんどありません。
それらに頼らずに実施できる合宿の形ということで、外部から講師をお呼びし、講師と交流できて講師から直接学べるという合宿の形を取りました。

 
 

ここで、誰をお呼びするかが重要になってきます。
この話をもらったとき、パッと思い付つく方がいました。それが矢野大地さんです。
私自身が「地域おこし協力隊サロン」というオンラインサロンなるものに入っており、そのオーナーの一人が矢野さんでした。
かつ、矢野さんが代表を務めるNPO法人ひとまきが、軽トラハウスで日本一周をするというクラウドファンディングを始めたということで、「これだ!全国各地を回る中、栃木にもお呼びしよう!那須烏山に来てもらいたい!」とお声掛けしました。

発信力のある矢野さんと大堀さんが来るだけでも開催場所の情報発信の強化にもなり、さらに、限界集落で活動していて、そこに多くの若者を呼んでいるという先進的な取り組みをしている現場の話を聞くことができます。

また、栃木県にまだお呼びしたことのない人を呼びたいという思いもありました。新しい風を入れて、栃木で活躍する若者と掛け合わせたら面白くなるんじゃないか、ひいてはそれが那須烏山市や栃木県にもいい影響を及ぼすのではないか、と考えました。

そして、矢野さんと掛け合わす栃木県内で活躍する若者として、一般社団法人えんがお代表の濱野将行さんと、株式会社アグクル代表で現役宇都宮大学生の小泉泰英さんの二人にお声がけしました。濱野さんも小泉さんも、矢野さんと同じく、「20代で起業・地方で活動している・クラウドファンディングにも挑戦」という共通点をお持ちです。この3人ならきっとおもしろい化学反応が生まれる!この3人と直接交流できるなら参加者を募れる、と思いました。

結果、最強の3名でしたね!と参加者さんからもおっしゃっていただき、本当にこの顔ぶれにして良かった!!!

 
 ↑ 軽トラハウスで日本一周をしながら「次世代生き方図鑑」の取材と各地でコラボイベントを行うCOトラック
 

■登壇者紹介:
 
当日登壇していただいた3名の簡単なプロフィール。
 
【NPO法人ひとまき代表 矢野大地氏】(高知県) 
http://hitomaki.org/  個人ブログ→http://yanodaichi.com/
 
 

NPO法人ひとまき代表理事。 大学を休学し、東日本大震災支援活動をしに宮城県気仙沼市で1年間の活動をしたことをきっかけに、生き方を自ら選択し、選ぶことのできる社会を作る必要があると感じ、活動を開始。大学卒業後、高知県本山町の山奥への移住を機に、生き方に悩み、選択肢を広げることができず苦しい状況にある人たちをサポートできる環境を作るため、 仲間と共に、NPO法人ひとまきを設立。 『何度でも生き方を選ぼう』をキャッチフレーズに生き方の選択肢を広げていくための活動をしている。今回、『何度でも生き方は選べる!』をテーマにしたイベントを全国各地で開催するべく、軽トラハウスで各地域を回る中、栃木県那須烏山市にもお招きしました。

 

【一般社団法人えんがお代表 濱野将行氏】(栃木県)
https://www.engawa-smile.org/

 
現在宇都宮市内の病院で作業療法士として働きつつ、iDEA→NEXT2017の直後に法人化した「一般社団法人えんがお」の事業としての軌道化を目指して大田原で活動中。iDEA→NEXT2017にてビジネス部門グランプリを獲得。作業療法士を目指して勉強していたころ、東日本大震災が起こり、いてもたってもいられず現地のボランティア活動に参加するも、現状を変えることのできない自分に強い無力感を感じて「成長したい!」と悔しい思いをする。その後も復興支援や国際ボランティアなど学生時代に多くを経験。「人とのつながりを感じられる社会」をビジョンに掲げ、「地域の様々な人の力を活かして、高齢者の孤立化の予防と解消ができる地域の仕組みを作り、実践していく」「若者の存在を受け入れ、成長の場を作る」をミッションとして活動を続ける。クラウドファンディングで集めた資金で空き家を改修し、多世代が交流できるコミュニティスペースを作り、自然と交流が図れる空間づくりを目指して活動中。

 

【株式会社アグクル代表 小泉泰英氏】(栃木県)(宇都宮大学農学部4年生)
http://agcl528.com/ 

 

株式会社アグクルの代表でもあり、宇都宮大学農学部に通う現役大学生。大学にて自ら発酵食品や農業に興味を持ち学び、「大学で学んできた学問を社会の役に立つものに変えていく」という想いから在学中に株式会社アグクルを起こし、現在4人で商品開発を行なっている。日本の特有文化である”糀”を使って、安全で安心な新しい離乳食を全国の赤ちゃんに届けるため、クラウドファンディングに挑戦。全国にいる「赤ちゃんに栄養バランスが取れた食事をあげたい」という保護者のみなさんのニーズに応えることで、宇都宮市だけではなく、全国のみなさんの願いや不安解消に取り組んでいる。「なめらかなアグリカルチャー」をミッションとし、「目に見えないものを大切にする」ことをビジョンに掲げ活動中。


■第一部 3名の活動紹介
 

左から濱野さん・矢野さん・小泉さん

 
 
一人目【株式会社アグクル代表 小泉泰英さん】(栃木県)

現役の大学4年生でもある小泉君。株式会社アグクルの話と、どんな大学生活を送ってきたのかを中心に話していただきました。

小泉君の活動紹介
・大学進学のとき、物理が苦手だったので消去法で農学部を選んだ。
・遊ぼうと思って大学へ進学し、実際に遊んでいたが、半年くらいでつまらないなと思いはじめた。
・4年間このまま過ごしちゃっていいのかと思い、地方の成功事例を知ろうと全国各地を回り始めた。いろいろな場所を回ったが、地方では何かやりたくても専門性がないと何もできない、ということに気づいた。
・その後、創業したてのベンチャー企業(株式会社DO THE SAMURAI )へインターン。(創業者の方と「尊敬する人が内村鑑三」という共通点があったのがきっかけ) そこで『創業者にしか分からない境地』があるんだなと思い、自らも創業を目指す。
・発酵商社「株式会社アグクル」を立ち上げる。商品を作るだけじゃなく、どうブランディングしていくか、どう業界を盛りあげていくか、総合的に発酵を考えているから「発酵商社」としている。
・なんで発酵なのか?「糀」は元は米。発酵させることによって、当初米にはなかった付加価値がつき、米以上の効果が得られる。発酵させることによって生産者側にも消費者側にも価値がある。
・生産者だけがいい、消費者側だけがいい、どちらかだけいいではだめ。食消費者と農生産者側のギャップを埋めていくのがミッション。
・いつも意識していること「150年後も受け継がれていくような事業を作りたい」というのが信念としてある。5年とかブームで終わっちゃったら意味ない。なんで発酵が生き残ってきたのか、それは旨味(うまみ)と保存性に優れているから。
・アグクルの商品「おりぜ」。このブランドで「醤油糀・塩こうじ・あま糀」の3種類を製造・販売している。(商品名「おりぜ」の由来:日本特有の麹菌はコウジカビの学名で“Aspergillus oryzae” (アスペルギルス・オリゼ)というそうです。そこから名付けたとのこと。)
・醤油糀:醤油の代わりに使える万能調味りょう。もろきゅうについているような感じ。塩こうじ:料理をつけこんだり、漬物付け込んだり。ハンバーグに入れたり。簡単だけど美味しい料理を作れる。あま糀:砂糖の代わり。料理やヨーグルトに入れたりできる。めっちゃ便通が良くなる!
・作って売って商品が売れてよかった、で終わりではなくて、買ってからが始まり。買ってからその先を考えている。
・最終的には、発酵というところから、新しいコミュニティだったり、経済圏を作っていきたい。僕が勝手に作るんじゃなくて、買ってくれた人、使ってくれた人たちと一緒に、楽しくてどんどん巻き込まれちゃうような、さらに自分たちも健康になっていくような経済圏を作っていきたい。

 ~ 小泉君の話で、私が印象的だったのは、「なにかやりたいと地方へ飛び込んでも専門性がないと何もできない。」いうところ。これは私自身が痛感しているからです(爆)。また、農学部を選んだのは消去法だった、というのも以外でした。最初からこれで!というわけではなかったんですね。きっかけはこのくらいの方がいいのかもしれない、と思いました。
そして、事業の話の中で言っていた「買ってからが始まり」という言葉も心に残っています。売って終わり、買って終わりではなく、そこから始まる関係づくり。今まで聞いたことがない考え方で素敵だなと思いました。レシピも自分たちで作るのではなく、実際に購入した方から教えてもらい作成しているそうです。
夕飯時にはアグクルの商品「おりぜ(醤油糀)」をみんなに試食させてくれました!楽しくてどんどん巻き込まれちゃう、そんなつながりがたくさん生まれていくといいですね。子供から大人まで安心して使える調味料「おりぜ」、皆さんもぜひお試しください! ~

↑ 活動紹介中の小泉君。卒論の提出もある中、2日間参加してくれました。
 
 
↑ 株式会社アグクルの商品「おりぜ」シリーズ。
  こちらからも購入できます。http://agcl528.com/shop/
 

二人目【NPO法人ひとまき代表 矢野大地さん】(高知県)
 
NPO法人ひとまきの代表を務めながら、個人でも複数の事業を持っている矢野さん。ひとまきの活動とそこに至るまでを中心に話していただきました。
 
 
矢野さんの活動紹介

・大学卒業後、高知県本山町に移住。雲海が目の前に広がる、標高650mの山の中に住んでいる。人口3500人の本山町がある嶺北地方は限界集落発祥の地。
NPO法人ひとまきを立ち上げ、「何度でも生き方を選びなおせる社会」をテーマに活動している。
・NPOの活動以外に、狩猟やブログ運営、まちづくりコンサル、オンラインサロン運営など多岐にわたり活動している。
・今一番ハマっているのは狩猟!狩猟はすごくシンプル。獲物と対峙して獲得し、自分でさばいておいしいお肉となり、それをいただいて自分の血肉となる。普段食べている物がどういう過程を得て自分の目の前にあるのか、今の社会では分かりづらい。それを分かっているって幸せだなと思う。それを自分の生活に取り入れたいと思って始めた。
・ターニングポイントは、東日本大震災後に経験した気仙沼でのインターンシップ。震災のとき、自分は高知にいたので揺れもしないし、身内にも被害はないし、あまり興味はなかった。そんなとき、気仙沼で復興支援活動をしている方の話を聞く機会があり、その人の話がすごく新鮮だった。こんな生き方や考え方があるんだと感動した。それで一年休学して、気仙沼へ行った。
・インターンシップ中は子どもたちの学習支援などを行っていたが、気仙沼での経験で実は自分自身も救われた。自分も進路にとても悩んでいた時期。自分と同じように気仙沼に来ていた大学生や若者も生き方に悩んでる人が多く、支援するつもりで来ていたけど、みんな逆に助けられていた。この経験が僕の活動の根本にある。
・地方には関りしろがある。都会はどんどん人口が増える。それしか選択肢がないんじゃないかとみんな都会へ出ていく。でもそこで自分ができることは限られる。
・悩んでいる若者に、とりあえず田舎で休憩してみたら?もう一度自分を見つめ直す場所として来てほしい。そこで、約1週間の短期滞在型プログラム「マキワリプロジェクト」を始め、生き方や進路に悩む人たちの受け入れを始めた。現在4つのシェアハウスを運営。
・実際にやり始めたら、だんだんチャレンジする若者が増えてきた。
・今回、なんで全国行脚してるの? → ひとまきの活動をもっと広めるため。僕らがやっているような場所を求めている人たちが結構いる。しかし、同じような場所を外部にまた作っていくのは難しい。実はすでに僕らと近いことやってる人たちが全国にはいる。例:兵庫県篠山市『ZEROZIBA(ゼロジバ)』・和歌山県田辺市『kumano.co/くまのこ』。このように、ひとまきと似たことをやっている人たちのネットワーク作りをしていきたいから全国行脚をやることにした。
・全国行脚のもう一つの目的、「次世代生き方図鑑」を作る。僕ら自身、いろんな生き方知っているか?といったら知らないよねと。まず自分たちが知って、それを冊子にまとめてたくさんの人に届ける。悩んいる人たちがこれを見て、少しでも自分の生き方や進路のヒントになったら嬉しい。みんなが僕みたいな生き方をしろというわけではない。
・NPO法人として活動しており、僕らを応援したい・寄付したいという人たちを新たに見つけたいという目的もあります。応援してくれる方、よろしくお願いいたします!

 ~ 矢野さんのお話で印象的だったのは、大学生のときにすごく悩んだ時期があるということ。その悩んでいた時期に、震災復興支援のインターンシップへ行って自分自身が逆に救われたという話です。復興支援の経験が原点なんですね。そして、ただおもしろいことやりたい、人と違うことがしたい、そういうわけではないんだなと。自分の経験を通して、同じように悩んでいる若者の支援や居場所づくりといった今の活動に至っているんですね。
矢野さんのような生き方をしている若者はまだまだ少数だと思いますが、地方に可能性を見出し、限界集落へ若者をたくさん呼び込んでいる活動はもっと知られていいと思います。限界集落発祥の地である高知県嶺北地方へ足を運んだ若者は年間のべ1000人。普通に考えてすごいですよね。しかも、移住者増やそうとか、そういう気持ちで始めたわけじゃないと。
これから日本全体の人口が減り、特に地方はどんどん人がいなくなっていきます。すべての集落や地区を残すのは正直無理だと思います。だからこそ、矢野さんのような若者から話を聞いたり、実際に本山町に足を運んでみることで見えてくることや気づくことがあるのではないでしょか。全国各地にひとまきと同じような活動をしている人たちがいるのも注目ですね!

↑ 活動紹介中の矢野さん。ご自身の経験と実績をもとにした話はとても説得力があります。
 

COトラックの軽トラハウスをバックに矢野さんと大堀さんの2ショット!!


三人目【一般社団法人えんがお代表 濱野将行さん】(栃木県)
 
作業療法士の経験を活かして「一般社団法人えんがお」を立ち上げた濱野君。えんがおの活動の主軸3つ「生活支援事業・世代間交流・活動促進(講演や広報活動)」のうち、生活支援事業と世代間交流事業についてお話いただきました。
 

濱野君の活動紹介
・「誰もが人とのつながりを感じられる社会」を目指して活動中。
・元は作業療法士です。学生の頃は被災地支援、海外ボランティア、学生支援コーディネーターなどをやっていました。
・一週間に一度も誰とも話さない独居老人が栃木県内でも5000人いる。困ったときに頼る人がいないお年寄りも5人に一人。
・話し相手も頼る相手もいない。制度はあるけど届かない、制度の狭間で悲しい思いをしている人たちがいる。
・一方、地域には頑張りたい若者がいる。役に立ちたい、成長したい、人としゃべれるようになりたい、自信をつけたいという若者たち。
・困っている人と頑張りたい人をつなげて支え合う仕組みがあれば、高齢者の孤立の予防と解消につながるんじゃないか。
・なくても死にはしないけど、ちょっとした困りごとで生活の中に不便さがたまっていく。(例:カレンダーをめくることができない。高いところ届かないなど。)ちょっとした困りごとではヘルパーさんを呼ぶことができない。困ったら気軽にあの人に頼めばいいんだ、という安心感を生活の中につくるために活動している。
・支援する・されるという関係ではなく、いかに地域のプレイヤーに変えられるか。(例:お掃除を頼んできたおばあちゃん、クイックルワイパーの使い方が分からない女子大生に使い方や掃除の仕方を教える。この時おばあちゃんはプレイヤーになっている。)
・電球交換や掃除を手伝うこと自体が目的ではない。この時間を作り出したい。お年寄りの中にはプライドが邪魔して人を呼べない方もいる。そういう人たちが孤立している。「生活支援」という手段を通して、人とのつながりや会話を生み出したい。(例:畑仕事を頼んできたおじいちゃん、そのあとにみんなでアイスを食べる。「みんなでアイスを食べる」ことが本当の目的。この時間を生み出すための畑仕事。)
・目標は、しっかりビジネスモデルとして他の地域でもできるようにすること。僕らは栃木県大田原市で活動している。僕たちが北海道や沖縄の孤立しているお年寄りを救うことはできない。だから、他の地域でも僕らと同じことをやりたい人たちがこのビジネスモデルを使えるようにしたい。それが各地域の課題解決になる。ちゃんとこの事業でしっかり稼げるよう、ビジネスモデルにできるように挑戦中です!
・フィールドがないとプレイヤーがつくれない。フィールドを用意するのが世代間交流。来てくれるお年寄りにも役割をお願いしていて、みなさんに必ず事前に趣味や特技を聞いておく。それを活かすためにフィールドを使っている。
・フィールドとしてコミュニティハウス「みんなのいえ」を作った。20年使っていなかった元酒屋さんを改修。
・あそこに行けば誰かに会える、と思ってもらえる場所にしたい。選択肢があったうえで家にいるのはいいけれど、他に選択肢がなくて家にいるしかないは孤立。選択肢を作りたくてここをつくった。コンセント、Wi-Fi、ハンモック、おじいちゃんおばあちゃん完備!
・1階はコミュニティスペース、2階は学習室。1階を通っていかないと2階にはいけないようになっている。2階を利用している学生も1階にいるおじいちゃんおばあちゃんに挨拶や雑談をしていく。自然と交流が生まれるような導線や仕組みを作っている。
・ニーズをベースに。求めている人がいるからやる。できるできないじゃなくて。
・高齢者を支えることが若者の支援につながる。人生の最後が孤立して終わるの?だったら若者もがんばれない。人生のゴールをちゃんと用意してあれば頑張れる。
・これからやりたいこと、焼き鳥屋をやりたい!訪問居酒屋やりたいんです。食品衛生管理資格も取ったので楽しみにしててください!

 ~ 濱野君の話で印象的だったのは、孤立しているお年寄り(課題)に対して、何かしたい若者(地域資源)をうまく活かしているところです。且つ、支援する側される側という考えではなく、お年寄りも地域のプレイヤーにしている。すごい!電球交換や畑仕事を手伝うといった支援はあくまで「手段」。生活支援という手段を通して、つながりや会話を生み出すことが目的であると。年齢や立場は関係なく、どんな人も地域のプレイヤーになれる。それを体現している濱野君の活動、素晴らしい。えんがおの活動はこれからどの地域でも求められることだと思います。安心して暮らせる地域って、まさにそういうことだよなと。私も今後もずっと独り身で年取っていったらそんな地域に住みたいです(笑)。えんがおのような活動や「みんなのいえ」のような場所が増えていくいいですね。濱野君の目標として、全国各地で僕らと同じことがやれるように、モデル事業にしたいと。本当にその通りです。超少子高齢社会となっていく日本。めちゃくちゃ必要なモデル事業ではないでしょうか。濱野君の訪問居酒屋にも注目!

↑ この日の午前中、宇都宮で別の講演があった濱野君。そちらを終えて急いで駆けつけてくれました!
 
えんがおの事業や濱野君の想いを話していただきました。
 

↓当日の参加者のみなさんの様子。
 積極的に周りの方と意見交換したり、質問もしていただきました!
 
 


トークセッションの前に那須烏山市地域おこし協力隊の市田さんが淹れるコーヒーで休憩タイム♪
 

スペシャリティーコーヒーを淹れる市田さん。休憩時間に美味しいコーヒーをいただきました♪


■トークセッションの様子:
休憩をはさんで、トークセッション開始!
 
ファシリテーターは「NPO法人ユースサポーターズネットワーク」事務局長の古河大輔さんにお願いしました。
ファシリテーターこの人しかいないっと思い、古河さんへご依頼。やはり安定のファシリテーションでした!!
 
 
古河さんのファシリテーションと、しっかり話してくれる登壇者3名のおかげで、トークセッションもとても盛り上がりました。
普段あまり聞けないようなぶっちゃけトーク、悩みや壁にぶち当たったときの対処法、クラウドファンディングに挑戦した経験など本当に多岐にわたってお話していただきました。
 
 
 

 

地域との関わり方、地域で活動するコツといった話では、「NPO法人を立ち上げるとき、地域に向けて説明会を開いた。ビラ作って「来てくださいっ!」と地域の方たちへ配った。(矢野さん)」「みんなに応援してもらうのは難しい。深いところを理解してもらうのは少数でいい。(小泉君)」「オセロの角を取りにいく。キーマンになる自治会長さんやケアマネジャーさんに相談するようにしている。(濱野君)」「地域で嫌われている人と敢えて仲良くする。(矢野さん)」など、現場で実際に動いているからこそのお話が聞けました。

また、クラウドファンディングに挑戦した経験がある3人ですが、「お金は仲間や共感者を募る、巻き込みツール」という考えが一致していました。

活動していくうえで悩んだり壁にぶつかったときはどうしてますか?という話で3人とも共通していたのは、「酒を飲んで寝る!」
お酒好きな3人でした!3人とも一見、活躍してキラキラしているように見えますが、その陰でめちゃくちゃ困難にもぶつかっているし、その度にそれぞれ工夫して乗り切ってきたのですね。また、周りにいる仲間の支えも大きいようです。

地方で活動している3人。地方を選んだ理由は?という話では、「地方には関りしろがある。自分の存在価値がある。都会に憧れはない。(矢野さん)」「のんびりしたところがいいなぁと。ごみごみした場所は自分に合わない。(濱野君)」「東京は嫌ではない。むしろ便利と思う。自分は東京にも居場所がある。居場所があるかどうかじゃないかなと。(小泉君)」3人それぞれの感じ方や考えがあって、おもしろかったです。

本当に、現場で活動しているからこそ聞ける生々しい話をたくさんしていただきました。

また、最後に濱野君が、「僕ら3人は変人(笑)。みんなが僕たちみたいにならなくていい。自分のできることをすればいいです。」と話してくれました。その通りです。適性や向いていること、強み弱みはみんなそれぞれ違います。応援する、たまに手伝う、情報をシェアする、買ってみる、などなど、自分ができる範囲・挑戦できる範囲でやればいいと私も思います。

 
 

ファシリテーター古河さんとゲスト3名。本当にありがとうございました。

 
 
トークセッションの最後に設けた質問タイムでは、参加者のみなさんも積極的に質問してくれました。
 
最後にはゲストを囲み、参加者さんやスタッフみんなで記念撮影!

 
■交流会:
トークセッション終了後は、夕飯を囲みながら交流会!
ゲスト、参加者さん、スタッフ、みんなでわいわい。
食事の用意は、大木須地区の地域の皆さんにご用意いただいました。
 
 
 

大木須の地域のお母さんたちが作ってくれた夕飯。とても豪華で量もいっぱいでした!ごちそうさまでした。

 
 
 

夕飯の後はボードゲームなどで盛り上がりました。初めましての人同士でも仲良くなれるのがボードゲームのいいところ!どのボードゲームにするかなど、ここのプロデュースは同僚の田中君に任せまして、しっかり盛り上げてくれました!

 
交流会は参加者のみなさん、ゲストのみなさん、スタッフのみんな、全員入り混ざって、ざっくばらんな雰囲気でした!
私は2時には寝ましたが、盛り上がって明け方5時半ごろまで起きていた方もいるようです!!(ちなみの矢野さんも!)
 
宿泊参加のみなさんがゲスト3人ともたくさん交流できたようで、本当によかった。
 
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
 
こうして夜は更けていき、一日目が無事終了。
 
後編は二日目の様子をレポートいたします!
 

古民家の囲炉裏♪ この日も夜遅くまで炭が焚かれていました。

 

えのもと

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東京生まれ埼玉育ちの元OL。
栃木県那須烏山市 地域おこし協力隊の一人。
お米と猫と洋楽が好き。好きな海外バンドが来日すると弾丸で上京します。

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