お知らせ

那須烏山市地域おこし協力隊 活動報告パネル展 展示文(ロングバージョン)

こんにちは。
2月19日~25日の間、那須烏山市 地域おこし協力隊 活動報告パネル展示会を行いました。
(下記の告知ページもご参考ください。➡こちら

期間中お越しいただいた皆さま、お忙しい中ありがとうございました。

パネルや今まで行ってきた活動に関連するチラシ、回覧板で回していただいている「協力隊通信」なども会場に展示させていただきました。

今回は、期間中にお越しいただけなかった方もいらっしゃると思いますので、こちらにも掲載いたします。
那須烏山市の地域おこし協力隊は現在3人います。3人の対談形式となっており、それを協力隊の一人である榎本がまとめたものになります。
また、今回載せるのは対談のロングバケーションになります。
実物のパネルに掲載したものは、パネルの枚数の関係でかなり削ったものでした。ですので、期間中来れなかった方も、お越しいただいた方もぜひ、ご覧いただければと思います! 


◎こっちに来てから2年が経つどけ、住んでみてどうですか?

田中:東京にいたころ当たり前にあった物の有り難さみたいなのは、那須烏山に来て初めて感じました。カラオケとかマクドナルドとか(笑)。逆に、自然とか東京にないものは那須烏山にあるし、一概に比べられないですね。生活する面では都会は人が多すぎてストレスだけど、商売をするなら人が東京みたいに人が多い方がいいよなと思うし。

榎本:普段当たり前にあったものの有り難さみたいなのは確かにこっちに来て感じたね。逆に、なくてよかったと思うものもある。例えば、毎日通勤で満員電車に乗らないで済むとか。満員電車に乗らなくて済むのは有り難い。都会と田舎では有り難さを感じるポイントが変わるね。

田中:どっちも行ったり来たりしたらいいんじゃないかな。都会も田舎もどっちもポテンシャル持ってるから。
だから都会のみんなにもこっちにどんどん遊びに来てほしい。実際、友人が那須烏山に来ると喜ばれるし。

市田:私は、自分が案内できるところが地元(北海道)よりも多くなりました。地元だと案内するといってもお店とかしかない。あと、どこに行っても並ばなくてもいいのがいい、レジとか(笑)。

◎那須烏山市内の好きな場所は?

市田:私は家が好き。家の前は何も遮るものがないので、眺めがいい。家から見える景色が好きです。家賃3万円で2億円分くらいの価値がある。

田中:すごいな、それ(笑)。自分は国見にあるビジターセンターが何気に好きっす。

榎本:それもすごいね(笑)。

市田:あと、地下街とか地下鉄とか「地下」がないのもいい。自然の光を常に浴びていられる。空気もいいし。榎本さんはどうですか?

榎本:たまに土に触れられるのがいい。本格的に農業とかは大変だけど、ちょっと手伝える機会があって、たまに外作業すると気持ちいいなぁって感じられる。帰農志塾さんがやっている棚田の田植えとか、大野果樹園さんで梨の摘果作業とかね。
あと、大木須も好きです。地域のみなさんと接する機会が多くて、いろんな行事に参加してるうちに自分のことも覚えてもらえて嬉しい。

田中:俺は宮原キャンプ場も好きっすね。何回か地元の若手とキャンプしていいところだな~って思った。
普通に生活している分にはストレスがない。カリカリすることが少なくなったと思う。

市田:あと、人が少ないから、人の顔を見て接することが多くなった。学生さんが挨拶してくれるのもいい。
いろんな世代と話せる機会がある。そういう仕事ってあまりないですよね?

榎本:確かに、中学生から80代の方までいろんな世代の人と普段接しているよね。

市田:あと、どこの組織もいい意味で敷居が低い。なので、関わりやすい・入りやすいなと思います。
個性的な個人店が多いのがおもしろい。

◎マイナス面はどんなとこ?

田中:温度差が激しい。日中と夕方になってからの差が激しすぎる。

榎本:それは私も感じる。日中温かくても日が暮れると一気に冷えるよね。

市田:ずっと寒いよりはいい。(北海道出身)

田中:北海道に比べたらまだ寒くないっすね(笑)。

市田:食べ物の味が濃いなと思う。好みだけど(笑)

榎本:あとは、駅でSuicaが使えないのはちょっと不便だね。

市田:マイナス面じゃないけど、こっちにきて都会に興味がなくなった。人が少ないのに慣れすぎて、宇都宮に行ったときでも人が多くて大変だなと思っちゃいます。お店のレジとかも並ぶことがないから、ちょっと並んでいるだけでイライラしちゃいます(笑)。

榎本:寄り道するところが少ないなと思う。

市田:良くも悪くも知り合いにすぐ会っちゃう。

榎本:家族連れ向けのイベントやコンテンツは結構あるけど、ひとり者の人が行くところが少ないなと感じる。一人で楽しめる場所やコンテンツが少ない。

田中:ないから作っちゃうっていう余白はありますよね。

榎本:そうだね。870(旧BonBon)でやっている飲み会なんかも若い人たちが集まってくるし、やっぱりそういう場所は必要だし、ないから作ったわけだよね。

田中:もっと参加してくれる人を増やしていきたいですけどね。

◎それぞれの活動の話

田中:市田さんはコーヒーとかお菓子でこれまでたくさんイベントとか出店してるけど、やってきて見えてきたことってありますか?

市田:市内のイベントの方が知り合いの方がたくさん来てくれてやりやすいけど、来場者数でいうと市外のイベントの方が多い。市内のイベントがうまく外へ発信できていないのかなと。

田中:発信も含め、質も上げていくことも必要なんじゃなかと思う。

市田:市内のイベントに外の人にももっと来てほしいと思う。イベントのついでに滝とか名所も回ってもらえたらいいなと。イベント以外の日常的には市内の人に来てほしいですね。

榎本:烏山高校へCCB(カレーコロッケバーガー)の販売もしているよね。

市田:高校には購買がない、こっちも地域のお母さんたちに働く場を提供できている。需要と供給ではないですけど、どちらもニーズがある。必要とされているところへ提供できていると思っています。そういうアイデアというか、やれる隙間がまだまだあるなとは思います。CCBについては、コロッケを購入しているお店も個人店だから、個数も融通が利く。

田中:米粉スコーンも作ってますよね。

市田:資源がたくさんなるので、それをいかに加工するかだと思います。加工するっていう文化があまりない。コメは米としてしか消費しないとか。あとは、加工したとしてもどこにでもあるような物になってしまう。若い世代向けを狙って、おしゃれなお菓子とか作っていきたいですね。お土産を作るのも目標の一つであるので。市外に持っていけるようなお土産を作りたい。コーヒーに合うものを作りたいです。

榎本:これからの予定は?

市田:キッチンカーを作って移動販売をやりたいです。これからは待ってるのではなく、こっちから行くスタイルがいいと思って。

田中:攻めのカフェっすね。

市田:これからの新しい働き方として、場所を問わないでというのもあると思うので。営業場所を増やしていきたいですね。市内市外問わず、いろいろ所へ出店していきたいです。出店できそうなところがあったら呼んでください!

榎本:移動しながら那須烏山市を外にもPRできるしね!

市田:榎本さんはなんで取材とかやろうと?

榎本:取材に行くのが楽しくて。「現場」に行くの好きなんですよね。普段見れない裏側とか見るが楽しいんです。ほんと、すべては好奇心から。好奇心が原動力。
まちの人に会って話して想いを聞くと那須烏山のいろいろなことが分かる。さらに、インタビューをして答えてもらうことによって、もう一度、その人が街について考えるきっかけになるかなと思って。
今までインタビューさせていただいた方たちからも、街への想いや自分のこれからやりたいことを語ってもらえました。若衆さんの取材では、皆さん一見こわもてだけど、聞いたことに対してしっかり自分の考えや想いを語ってくれて嬉しかったし。山あげ祭についてもこっちに来るまで全く知らなかったけど、取材してだいぶいろいろ知れたと思います。

市田:中の人だと今更なかなか聞けないこともあると思うけど、外から来たからこそ聞けることってありそうですよね。

榎本:「30代・Uターン・後継ぎインタビュー」っていうのもやっているのですが、話を聞いてこんな想いを持ってたのか、って意外な一面が見れた方もいました。

田中:僕らもそういうのを聞くと、会ってみたいなって興味が湧いてきます。

市田:会ったことなくても興味が持てますよね。

田中:それはやっぱり発信の力ですよね。発信の部分は結構不足しているところでもありますよね。そこに目をつけたことがいいっすよね。

市田:外向けの情報ってほぼゼロだし、この発信が入り口にもなってると思います。

榎本:すべては好奇心から始まってるんですけどね(笑)

市田:これからやりたいことは?

榎本:今、市内の方向けに回覧板で「地域おこし協力隊通信」を発行していますが、今度は、栃木県の地域おこし協力隊通信みたいのをやりたいなと思っています。つい先日、市貝町や那珂川町の地域おこし協力隊さんと連携して作りたいですねって話してきました。県内にいる地域おこし協力隊ともっと連係できたら、お互いの持っているスキルなどを活かして出来ることも増えるかもしれないと思ってます。

市田:田中君の活動は?

田中:僕がずっと一貫して持っているのは、「ハードルの低いまちづくり」。ハードルの低いみんなの居場所をつくるっていうのが自分のテーマでもあります。お題目的としてのまちづくりってよく分からないけど、みんなが集まっていれば、それだけでまちづくりになってるんじゃいかと思って。そういう意味で飲み会とかも定期的に開催してる。ま、そうはいっても、お金も必要で。それで「学習塾」も始めました。

榎本:もっと参加する人を増やしていきたいって言ってたよね。

田中:そう。870も、もっとみんなが使いやすい場所になればいいなと思っていて。もっと空間的にいいものにしていきたいなと。
それで、今度は写真展なんかもやろうと思っています。ただ飾るんじゃなくて、「写真展」を作るところからやりたい。テーマは「写真」とか「料理」とかなんでもいいすけど、人が来るような形でもっと使っていきたいなと思います。
まちの人が使いたいと思えるような雰囲気づくり。ここに力を入れていきたい。
何かやっていないとなかなか入りづらいじゃないですか。だから、ふらっと入ってきてもらって、そこからまた市田さんの新たなお客さんづくりとか、榎本さんの取材とかにも繋げられたらなと。

榎本:870の居心地向上は大事だね。

市田:思い出に残ってることは?

田中:今までやった飲み会はみんな思い出に残ってるけど、個人的には俺の誕生日会をやってくれたことっすかね(笑)。すごい嬉しかった!そういう節目に870を使って何かやるっていうのはいいなと思います。
あの場所を通して地元の若い人たちとも繋がれたし。会ったことない人も一人で来てくれたり。来てくれた人たちには本当に感謝してます。そういう出会いの場にもなってるから、きっかけづくりとしても続けたい。

榎本:田中君が開催した飲み会だからこそ会えた人たちもいるよね。

市田:続けること、長くやることも大事ですよね。


田中
:870を温めていける仲間がふえればいいなと思う。活用する人が増えれば続いていくし。町の人がやりたいということをやれる場所にしたい。公民館とは違う層が来るし。

榎本:自分たちが自由に使える場所って意外とないよね。

田中:そうなんすよね。都会とか田舎とかみたいな2項対立が正しいとは思わないけど、どこかと比較したとき、まちの中に好きに使える場所があるかないかだと思う。そういう場所って都会だとなかなかないし、やろうと思ってもコストがかかる。そういう面ではこっちの方がやりやすいと思う。

市田:870に来たいから那須烏山に来るみたいなのもありですね。

田中:自分たちの居心地もそうだけど、まちの人たちが居心地いいと思える場所が増えていけば、自然とまちづくりへの参加ができていることになるんじゃないかな。

※対談日:2019年1月25日  栃木県那須烏山市某所にて


えのもと

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東京生まれ埼玉育ちの元OL。
栃木県那須烏山市 地域おこし協力隊の一人。
お米と猫と洋楽が好き。好きな海外バンドが来日すると弾丸で上京します。

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