歴史・文化

2019山あげ祭レポート ~ 山あげ祭攻略!おススメ観覧ルート ~

那須烏山市の伝統的ななお祭「山あげ祭」が今年も7月26日(金)、27日(土)、28日(日)の3日間で開催されました。

令和になって初の山あげ祭。
プロジェクションマッピングや、烏山高校との合同特別公演など、新しい試みもありました。
今年の当番町の鍛冶町若衆さんたちも気合が入っていましたね!
今年も無事に3日間終わりよかったです。関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。

さて、私自身は山あげ祭を観るのは今回で3回目。
最初はお祭りの内容も起源もしきたりもよく分かりませんでしたが、少しずつその魅力やおもしろさが分かるようになってきました。
そんな私が3回観て感じたことは、知れば知るほど奥が深くておもしろいお祭だ!ということと、初めて見る人にはちょっと難しい、とうことです。
地元の方やリピーターが多いのかもしれませんが、ユネスコ無形文化遺産にも登録され、今後も初めて観に来るという方も増えるのではないでしょうか。
というわけで、初めて来る人が少しでも山あげ祭の魅力やおもしろさ、素晴らしさに気づいてもらえるよう、見どころを押さえた観覧ルートを独自に考えてみましたー!常連の方にはもの足りないかと思いますが、初心者向けとうことで、寛大な目でご覧いただければと思います。

それでは、今年のレポートも含めてご案内します!(今年も写真多め)

① まずは山あげ会館で基礎知識を得よう!

山あげ祭の解説を映像で見れたり、ミニチュア劇で解説してくれる山あげ会館。仲町・金井町・元田町の大屋台3台が常時展示されており、間近で見ることもできます。まずはこの山あげ会館で、基礎知識を得ましょう!

話を聞いただけではなかなか想像が難しいのですが、このお祭の解説映像は、ギュッとポイントを押さえていて分かりやすいので、ぜひ見てくださいね!
映像で見るとどんなお祭なのか理解が早まります。

同時に、山あげ会館でタイムスケジュールが載っているパンフレットをゲットしておきましょう!
で、そのまま涼しい山あげ会館の中でタイムスケジュールを見ながらどう見て回るか、計画を立てるのをおススメします。

👇 下記、今年のタイムスケジュール。こちらはパンフレットにも載っていますのでぜひ参考にしましょう!
2019年山あげ祭日程表

👇 下記、お祭が行われる街の中心地図です。(山あげ祭公式ホームページより引用)

『六町マップ』の画像

『泉町(いずみちょう)』の画像 『鍛冶町(かじまち)』の画像 『日野町(ひのまち)』の画像
『元田町(もとたまち)』の画像 『金井町(かないまち)』の画像 『仲町(なかまち)』の画像

ちなみに、烏山駅や山あげ会館など主要な箇所の移動時間を載せておきます!
●JR烏山駅➡山あげ会館 徒歩約10分
●山あげ会館➡島崎酒造 徒歩約5分
●山あげ会館➡八雲神社(市役所烏山庁舎) 徒歩約10分
●山あげ会館➡石原食肉店(泉町) 徒歩15分
●山あげ会館➡鍛冶町自治会館(鍛冶町) 徒歩15分
●山あげ会館➡日野町自治会館(日野町) 徒歩25分
●日野町自治会館➡JR烏山駅 徒歩30分

 

② 表舞台の歌舞伎の上演を堪能しよう!

山あげ祭の見どころといったら、やはり日本一の場外歌舞伎!
まずは、この絢爛豪華な歌舞伎の上演を堪能しましょう!
歌舞伎の上演は毎回、桟敷席が500円で販売されますので、桟敷席で落ちついて見るのもおススメです。
上演時間は演目にもよりますが、だいたい1時間弱くらいです。

上演される歌舞伎の演目は毎年少しずつ違います。
また、移動式舞台ですので、場所が1日に何回も変わります。
ですので、どの演目をどの場所で観るか、これをある程度決めておくのがおススメ!

👇 今年は烏山高校生が鍛冶町若衆さんと一緒に行う特別公演も行われました。
  歌舞伎の舞台裏を支えるというとても貴重な経験。
  烏山高校の学生さんも、若衆さんたちと頑張って舞台を動かしていました!

 

 

③ 舞台の裏方、若衆さんたちの動きを見てみよう!

山あげ祭のもう一つ見どころは、舞台裏!
絢爛豪華な表舞台を支える若衆さんたちの動きにぜひ注目してほしいです。

鍛冶町の大屋台と若衆さんたち。中央に立っているのが木頭さんです!

1日に5~6回行われる場外歌舞伎はその都度場所も移動します。
そのたびに、舞台を設営し、上演中の舞台転換なども行い、舞台を片付けて、舞台装置一式を移動させる、この作業を5~6回繰り返すのです。
できれば、この一連の流れを見てほしい!!

↑↓ 舞台を解体し、屋台や地車に積んで次の公演場所へ向かいます。この一連の流れもぜひ見てほしいです!

 

体力のある方は、片付けをして次の公演場所まで移動する若衆さんについていくのがおもしろいと思います。
次の上演場所に着いたら、すぐではないですが、開演時間に合わせて舞台の準備を始めていくので、舞台が出来上がるまでが一通り見れます。
この準備している様子を見るのも大変興味深いです!

↑ 歌舞伎のクライマックスは舞台転換も忙しいのですが、裏を支える若衆さんの動きは必見です。

↓ 特に山を上げるところはぜひ一度は見てほしいです。
  木頭の合図に合わせて若衆さんが力を合わせて山を上げる姿は圧巻ですよ!

↑ こちらは、歌舞伎の公演が終わり山を下ろしている様子です。
  上げるのも下ろすのも息を合わせて行います。

↑ 舞台を組み立てるときも木頭の合図が重要です。大屋台の前で構える鍛冶町の木頭、三森さん。かっこいいですね!

④ 暑いので、こまめに休憩を取ってくださいね!

山あげ祭の日程は、7月の第4金土日の3日間と決まっています。
時期的に真夏。毎年かなり暑い中での開催となります。
今年もめちゃくちゃ暑かった(汗)。
ですので、こまめに休憩を取りながら回ってくださいね!

山あげ会館前では飲食店が並び、休憩所も設置されています。当番町のエリアでも毎年休憩所や飲食スペースがありますし、烏山駅前にも休憩所が設けられていますので、ぜひご利用ください!露店のお店もたくさん出ています!
また、山あげ会館の中も涼しいので、ぜひ公演の合間に寄ってみてください。

山あげ会館前は各町の屋台が度々お目見えしますので、休憩を取りながらも華やかな雰囲気を味わえます。

こちら、山あげ会館前のおもてなし広場。大きなテントが設置されていますので、日影でゆっくり休みましょう!

本当に暑いので、くれぐれも熱中症などに気をつけてください!
移動中は帽子や日傘があるといいかと思います。冷たい飲み物も必須!
皆さんそれぞれのペースで随時休みを取りながら、お祭を楽しんでくださいね。

 

⑤ 迫力のあるブンヌキもぜひ!

3日目の夕方、八雲神社の前の十文字で行われるブンヌキ
ブンヌキとは?下記の説明を参考にしてください!👇

ブンヌキとは、各町の屋台が集まって行われるお囃子の競演です。相手よりもリズムの良さ、音量の大きさと力強さ、持続力などを競います。この名称には諸説あり、「屋台の障子をブン抜いて行うから」、「空をブン抜く程の音量だから」など様々です。
 まず、当番町の屋台が八雲神社の鳥居を背にして止まります。その他の町はそれを取り囲むように集まります。当番町の木頭の合図でブンヌキが始まり、笛、太鼓、鉦が万雷のごとく響き渡ります。囃子方の交代は一切できません。(公式ホームページより引用)

 

↑ こちらは山あげ会館前で行われた金井町、元田町、泉町の3町によるブンヌキの様子。
  本番のブンヌキは八雲神社前の十文字で、6町すべてのが屋台と若衆さんが集まって行われます。

⑥ 遅い時間までいれたら夜の公演もおススメ!

日が暮れてからの山あげ祭もとても魅力的です。
花火やライトアップが映えるので、昼間と全然違う雰囲気です!
今年の当番町、鍛冶町若衆さんたちは、2日目の最後の公演でプロジェクションマッピング演出も特別に行っていました。

こちら、3日目の最終日に行われる歌舞伎の公演「関の戸」。

こちらは3日目の夜中、「還御」の様子。八雲神社へ御神輿が戻っていく様子を見ることができます。今年、御神輿が鳥居をくぐったのは0時20分ごろでした。

 

おススメ観覧ルート 

見どころを押さえたところで、おススメ観覧ルートを考えてみました!
今回は、電車で来る方(土日は臨時列車【山あげ祭号】で来る方)を想定して作ってみました。

まず、1日目。
12:00 元田町会所前にて演目「戻り橋」を観覧 ➡ そのまま若衆さんの後を追って移動 ➡ 14:00 泉町石原食肉店前にて演目「戻り橋」の舞台裏を見学 ➡ 15:30~ いったん、山あげ会館前へ移動。山あげ会館見学 ➡  16:30~ おもてなし広場で休憩。飲食ブースで腹ごしらえ。 ➡  19:30 鍛冶町(株)さとう前にて演目「将門」観覧  ※時間や体力に余裕があったら20:30からの演目「蛇姫様」も同じ場所なので観覧してみよう!

続いて、2日目。
12:05 臨時列車にて烏山駅到着 ➡ 12:30 金井町会所前(烏山駅前)にて演目「戻り橋」を観覧 ➡ そのまま若衆さんの後を追って移動 ➡ 15:00 いったん、山あげ会館へ移動し、休憩と山あげ会館見学 ➡ 17:30 鍛冶町烏山和紙会館前にて演目「蛇姫様」を観覧 ➡ そのまま若衆さんと一緒に移動 ➡ 20:00 鍛冶町美与志堂前にて演目「戻り橋」の舞台裏を見学

最終日、3日目。
12:05 臨時列車にて烏山駅到着 ➡ 12:30 山あげ会館前にて演目「戻り橋」を観覧 ➡ そのまま若衆さんと一緒に移動 ➡ 15:00 鍛冶町幟旗前にて演目「将門」を観覧 ➡ いったん、山あげ会館へ移動。山あげ会館見学とおもてなし広場で休憩。腹ごしらえ。 ➡ 20:00 鍛冶町会所前にて演目「戻り橋」の舞台裏を見学 ※時間や体力に余裕があったら、21:00からの演目「関の戸」も観覧

 

こちら、かわいらしい若衆さんが公演のあと、道路をお掃除していました。将来、きっとかっこいい若衆さんになってくれますね!

こちら、公演後に後片付けや掃除を行う若衆さんたち。花火や爆竹なども使うので、道路を毎度お掃除していました。外国人の若衆さんの姿も見えますね!

 

まとめ

ということで、山あげ祭3回目の私が独自に考えたおススメルート、いかがでしたでしょか?
450年余年の歴史を持つ山あげ祭。本当、見どころ満載、知れば知るほど奥の深いお祭なんです。
私もまだまだ知らなことはたくさんありますが、初めて見るならこんなルートで回ると見どころが押さえられるんじゃないか、というのを考えてみました。

まだ一度も見たことない方は、ぜひ、来年の山あげ祭を観に来てほしいです!
実際、何日目に来るのか、交通手段は電車なのか車なのか、日帰りなのか泊まりなのか、などでもだいぶ変わってくると思いますが、このレポートを参考にしていただけたら嬉しいです。
常連の方や何度か来たことがある方も、自分だったらこう回るな~と独自のルートと比較していただけたら幸いです。
ちなみに来年の当番町は日野町!日野町は、烏山駅や山あげ会館から一番遠くに位置するエリアですので、そのあたりも考慮してスケジュールを立てるのがよいと思います。日野町で上がる山は、後ろに見える本物の山とうまく重なって、綺麗な舞台背景が見れますよ!
来年の山あげ祭も楽しみですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※余談:
ルートを考えていて思ったのは、ちょっとフェスに似ているなと。
夏に行われる野外ロックフェス、やはりどのステージで何時にどのアーティストを見るかがカギ。
自分なりのスケジュールを組むところがちょっと似ているかも、と音楽好きの私はふと思いました^^

えのもと

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東京生まれ埼玉育ちの元OL。
栃木県那須烏山市 地域おこし協力隊の一人。
お米と猫と洋楽が好き。好きな海外バンドが来日すると弾丸で上京します。

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